炊き始めたら30分!ストウブwa-NABEで無洗米を炊飯する方法はいたって普通、シンプルだった。
ストウブでようやく炊飯してみたのでレポします!日が空いたのは、せっかく炊くなら新米、そして宮城県産で炊きたかったのでアマゾンの出品待ちをしていました🌾
私は時短の為無洗米を使うので、水の量や火加減に違いがあるのかもと思い色々調べました。そして人それぞれ色々な意見やこだわりがあることが分かり、だんだん面倒くさくなってきた私は最終的にいたって普通の方法でいくことにした。
Contents
日本のお米の味のこと
の前に。OL時代に農水産物に関わる部署で働いたことがあったので、お米に関しては人よりちょっと詳しいつもりです。
秋になると当然南の地域からお米が収穫され始め、こちら九州地方はおそらく早いところだと9〜10月から始まります。そんな中、宮城以北のお米は11月に入ってからが本番。ましてや精米されたものや無洗米となると、市場に出回るのはどうしても11月下旬に差し込んできます。
そして毎年、全国のお米の味品評が行われ、ランク付けされた一覧表みたいなものが業界では出回るのです。故郷の名誉の為に記しておくと、やはり全国の中でも宮城、秋田、そして北陸あたりがぶっちぎりで高評価、特Aです。
年度によって差はありますが、甘みや旨み、弾力等々の総合評価では関東以南の西日本のお米は勝てたものではないのです!😤🏆
もちろん自分が長く住む地域のお米を食べて育つと、記憶としてやはり故郷のお米が美味しく感じるのはいうまでもないですがね😌💡
浸水時間を含めると60分。ストウブwa-nabeMサイズ、無洗米の炊き方
分量
無洗米:2合(しかも特に無洗米用の計量カップではなく、普通の精米用のカップで計量。)
水:400cc(2カップ)
①浸水30分
いや、お腹が減って我慢できず25分くらいだったな。中には浸水しないって人もいる。急いでる時は浸水時間を短縮しても良いと思う。今日は新米に敬意を評してちゃんと浸けた。
無洗米なので水切りの必要がなく、ただお米を鍋に入れ浄水器の水を流し入れるだけなので簡単。
▼これまでジャーで炊いていた時は五穀米を足していたけれど、今日は旨味を味わう為に白米のみで。
【私がしなかったこと】
浸水する時は冷水の方が炊き上がりが美味しくなるらしい。でも普段水を冷やしておく習慣がないし、この日は冷蔵庫いっぱいでストウブさんを入れるスペースがなかったので常温放置です。
②中火で蓋を少しずらしてグツグツするまで待つ、10分くらい。
ここは時間できっちり測るのではなく、あくまで「グツグツ音がしてくるまで」。水とお米の量、火加減によって違うので何分だよと言い切れないのだ。参考までに言うと大体10分くらい。
本当に湧き上がってくるような音で、底の方からボコボコグツグツ音が鳴り始める。リビングにいても「おっ!」と気付く重低音。
もっと言うと鍋肌から1cmほどお米たちが沸き立つようになるまで待ちました。とある方が、ストウブ(普通のココットタイプ)で炊いても芯が残って四苦八苦していたのが気掛かりだったので。
私が購入した対流重視のwa-NABEではそんな心配無用だと…思いたい。
▼グツグツしてきて蓋を開けた時の様子。お米が全体的に水を吸って膨らみ、やわやわになってる〜。いいにおい。
そしてここで目視確認して蓋を閉じた以降は絶対に蓋を開けるべからず!!🙅🏻♀️🆖
【私がしなかったこと】
・グツグツさせるまでの間は蓋はしないという意見も半分くらいあったが、私はあえて蓋を少しずらす派を選択。その理由は…なんとなくの直感(笑)
早く食べたかったので、蓋をちょっとした方が早くグツグツするじゃん?
・蓋を閉じる前のタイミングで、一度米をかき混ぜるという意見が多々あった。その意見はおそらくココットタイプのストウブだと思う。対流が足りず必要な作業なのだと思う。
③蓋を閉じてごく弱火でじっくり炊くよの10分
私は初めてだったけどwa-NABEの持つ対流力を信じ、かき混ぜずにそっと蓋をして弱火で10分、あとは祈った。
④火を消して蒸らしタイムの10分
10分のタイマーに空気を切り裂かれ、火を消す。蓋をしたまま10分蒸らします。蒸気をお米たちに満遍なく行き渡らせ、ふっくら仕上げる超大事な時間。
このちょいちょいある10分タイムで、他の料理に取りかかれる。
▼いよいよオープン
▼ツヤツヤふくふく!良かった〜✨
▼神々しく感じる
▼しっとりと蒸気が行き渡ったお米に、新鮮な空気を取り入れてあげるようにかき混ぜます
▼いただきます🙏🏻
美味しすぎておかわり連発、結局ひとりで1合近く食べました。笑 忘れかけていたけれど、美味しいご飯はほのかに甘いのだ。よく言葉では聞くけれどちゃんと体感できた。
おかずがなくても本気でお米だけでも食べられる優しい旨味、甘み。魚介豚骨ラーメンとか、食べるラー油とか、インドカレーとか美味しいけど、この旨味と比べるとそれらはやっぱり刺激が強い美味しさなんだなぁと改めて思う。今はそういう味がもてはやされ、溢れすぎているようにも。
もちろんそういう美味しさも好きだけど、このお米の繊細な旨味を感じられる舌でもありたいと思う。
お米は野菜。食物繊維、実は必須アミノ酸だって含まれている栄養食!食べ過ぎはよくないけれど、米で成長してきた日本人の体質にはよく合う。翌日のお通じも調子が良くて、あぁこれだよなぁ。としみじみした私でした。
▼残ったご飯は今まで通りご飯用タッパに入れて冷凍。3つ分だけだったせいもあり当然美味しいままの状態で、1週間以内には食べ切りました。
ご飯を全部よそった後のストウブは、内面に凹凸がある分ジャーのお釜よりお米が速攻でこびりついていきます。すぐに水を入れて浸しておくことを強くオススメします。
洗う時はお鍋と蓋の2つだけで、乾くのも早いしジャーに比べて本当〜に楽。ジャーだと釜、内蓋2つの計3つでしかも作りが入り組んでて洗うのも乾くのも時間がかかる、本体も水気を飛ばす為にしばらく開けたままにしたりと、大変だったな…
【3合】五穀米を入れて炊いてみた時のこと
今度は3合、お水は600mlで。小分けスティックで売っている五穀米を追加し、袋の表示通りの水(今回は40ml)を足すだけ。こういうやつ
▼炊き方はこの記事同様に。…成功!
▼いい感じ。いつも五穀米入りだった私は、今回の成功でようやくホッと一安心。
ちなみに、Mサイズwa-NABEはやっぱり3合程度を炊くのがちょうど良い量と思いました。欲張りな私はこれで4合もいけるのでは?と企んでいましたが、かき混ぜる時の工程まで含めると写真の通り3合が妥当。多分4合だと空気を含ませてかき混ぜると溢れて大変そう。
今後は大好きな炊き込みご飯をじゃんじゃんしていこうと思ってます。楽しみ😆💖
【追記】芯が残ったり固い時に見直すこと
新米ではないせいか、この記事を書いた後炊き上がりが固かったり、一部芯まで残ってしまうことが頻発するようになりました。
そんな悲しい失敗を回避しようと試行錯誤した結果、なんとか元通り美味しく炊けるようになったので見直した部分を備忘録として追記します。
無洗米:3合
水:700cc(3と1/2カップ)
※最初の蓋をずらして沸騰させる時間を、10分ではなく13〜14 分と少し長めにとる。しっかりじっくりお米を加熱し水分を行き渡らせるイメージで。以降の工程は上述同様。
つまり通常の水の量より100cc多く入れ、その分火入れの時間も長くします。浸水時間は同じ30分です。
それでも固く炊き上がってしまった場合は…
せっかく手塩をかけて炊き上げたのに、蓋を開けた瞬間肩の力が抜けてしまいますよね。
そんな時の荒技。とりあえず全体をかき混ぜた後、日本酒を80ccほど上から回しかけます。そしてもう一度弱火で5〜6分程加熱します。
これで完全修正は無理でも少しはマシになります。お酒は素材を柔らかくする効果があるので、ただの水より効果がありますよ!
ストウブで炊くお米は美味しいし、ミニマリスト的にも嬉しい要素いっぱいですが、如何せんそれぞれのコンロの火力やその日の気温湿度でこれならいつどんな状況でも完璧!というマニュアルはありません。
こればっかりは経験と勘がものを言うので、自分なりの感覚を磨くことが何よりの近道だったりします。
それすらも楽しめるようになれば、こっちのもんです☺️
この記事が少しでもあなたのヒントになりますように。