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2019-10-06

【自腹購入脚色なし】クロの包丁、口コミ。家にある刃物類を職人に研いでもらった結果。

先日、包丁とハサミを研いでもらいに職人の元へ赴きました。と言っても市内ですが。ハサミの切れ味の悪さにははっきり気付いていましたが、包丁って毎日使うせいか気付かないうちに少しずつ少しず〜つ悪くなるので、なかなか気付きにくいのは私だけでしょうか…

ひょんなことから平野レミさん監修の「クロの包丁」を買うことになったので、使い心地をリアルレポートします。

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わざわざ研ぎ屋さんへ行ったワケ

年季が入っている古いものだったし自分で研ぐには限界があり、柄も腐食しており交換もしてもらいたかったので、思い切って職人に任せることにしました。

ネットで調べると、全国各地の刃物研ぎ屋さんで郵送受付が可能でしたが、その日の夕方には使いたいし、そうなると最低限の数しか包丁を持っていない私には非現実的。

よく、スーパーやホームセンターで出張研ぎに来ているところへ本当は行きたかったけれど、近場でそういう催しをしているお店もなく。

途方にくれた私は、だったら少し遠出になっても、職人の元に直接訪ねればいいのでは!と思い立ちました。

▼この2本をどうにかしたい…

実際に見てもらって初めて分かること

福岡はバス網が発達しているので、バスに揺られ10分ちょっとと徒歩10分にて、目星を付けていたお店へ到着。事前に当日朝確認の電話を入れていたのでバッチリです。

街って面白いもので、数キロ離れただけでも空気と世界が異なり新鮮なものです。もはや私にとってはプチ旅行みたいでワクワク。

しかしここにきて、料理の相棒である包丁という道具には完全素人の知識しかない私は、柄の交換がそもそもできないデザインの方まで持参していたことが発覚。(↑写真左の牛刀)

刃は生きていたのに、これは勿体ないなぁ…。でも柄が腐りかけて不衛生だし、涙を飲んでさようならしました。。右の、菜切り包丁はまだ柄も生きてるし、研ぎだけしてもらいました。帰り道に購入する新しい包丁は柄と刃が一体化してるタイプにしようと心に固く誓った瞬間です。

研ぎ費用は包丁2本、ハサミ3本で3,800円也。ハサミのうち1本はキッチンばさみだったので、本当に助かります。今まで百均の研ぎ器でその場をしのいできたけれど、その行為が滑稽に思える程みんな見違えりました。

ピカピカ おかえり!

思いがけず新規購入、平野レミ監修「クロの包丁」感想

新しい包丁は色々悩みましたが、料理研究家の平野レミ監修のremy「クロの包丁」です。夜までに必要だったので、帰り道にロフトに寄って、店員さんに声を掛け鍵のかかった扉を開けてもらいglobalを中心に実際何本か持ってみて比較検討しました。

切れ味が良くて、長持ちして、刃離れが良くて、洗い易くて、美しい。2018年度グッドデザイン賞受賞。玄人も納得の黒い三徳包丁、「クロの包丁」。レミパンプラスと並ぶ、革新的な調理道具です。

-公式HPより抜粋

今日の今日までこの包丁を知らなかったので、フロアで口コミを検索してみたりもしました。

切れ味が良く長持ちというのは、おそらくある一定の値段以上の包丁ならどれもクリアすると思います。そんな中この包丁で私が良いと思った点は

・刃離れの良さを追求している

・一般的な三徳包丁のサイズの中では大きめ(18cm)で、刃身の面積も広い為食材をすくっての移動が楽←個人的にこれめっちゃ大事

・軽い(160g)

・柄と刃が一体型なので、洗う時のストレスがない

・黒い=スバル(黒猫)笑

という点。

なぜ色が黒いのかというと、表面に最新のフッ素加工をしているからです。これは刃離れを良くする為です。まだ切っていないけど、バターやチーズも水で濡らさずともスッキリ切れるらしい。岐阜県関市にある包丁の老舗メーカーであるヤクセルさんと、4年がかりで作られたそうです。

(追記①2019.11月)冷凍していたバターを切りました。さすがにそのままではくっつくし、水で濡らしても表面の凹凸が裏目に出てしまうのか、ボロボロバターが崩れてしまった。

基本私はバターは冷凍してしまうので…常温だと切れるのかもしれない!とりあえずバターやチーズ系は他の包丁で切ることにします。

(追記②2019.12月)冷蔵保存していたカマンベールチーズを切ってみました。普通の包丁よりはくっつかない、かな?

ネットには、モニターとして書かれたレビューページがいくつかありましたが、私は自腹を切って購入し使ってみた感想なので、持ち上げ・脚色はゼロですよ!

使用して1週間以上経ちましたが、今のところ使いにくいと思う点はゼロです。切れ味が良すぎて慎重になるので、包丁さばきが若干スローになるくらいでしょうか。初日、久々に指を切りましたよ。笑 牛刀に慣れていたので、微妙に力点が今までと違うのも何気に実感しています。

※ちなみに自宅で研ぐ際は、刃先を下に向けて研ぐタイプのシャープナーに限ります。ヤクセルにて推奨シャープナーの販売と、職人による研ぎ依頼も可能とのこと。詳しくはググってね

長く使うものと、使い捨てのものと。

1万円くらいするけど、毎日長く使うものでしかも生徒さんにも握ってもらうことを考えれば、全く惜しくないです。壊れたら新しいものを買うというサイクルが適するものもあれば、その度に修理して手入れして長く使うサイクルが合うものもあります。

どちらが良いということではなく、どんな風にしてそのものと自分が付き合っていきたいか、ちゃんと考えた上でなんでも買うようにしています。

キッチンツールは、料理研究家さんがプロデュースしたものが好きです。もちろん好きな研究家さんに限りますが。かゆいところに手が届き、日常に即したつくりのものが多いです。

道具に愛着が持てると、ますます料理が大切になります。

この口コミがお役に立てると光栄です。




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