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2019-07-01

【Simon On The Moon】スウェーデン直送、ただのおされラウンジミュージックとは一線を画す。

今回はわざと、日本のWeb上でまだ記事がないアーティストを紹介してみる(2019年7月現在)。スウェーデン発。いつも通り、ここで知ったアーティスト。最初は1曲だけ気に入り、というかおそらくその時はその1曲しかリリースされておらず。

Honnneや、Tom Mischが好きな人は嫌いじゃないと思う。フェイスブックのバンドメンバーには、Emilioという名前のみ。毎回、ボーカルは同じでも演者は同じではないのかもしれない。

 

彼のインスタで参照している紹介記事には「彼のキャッチーな音楽は、インディーポップ、R&B、そしてエレクトロニックの要素が、最高のバランスでブレンドされている」とある。

プロデューサーであり、シンガーであり、ソングライターであり、multi-instrumentalist(直訳むずい😂)とあるので、とにかく一手に音を作り出しているということだろう。

「Hooked」

全体的にエッジが効いてて好み。淡々と唄う男性のハスキーボイスも良い。繰り返される「HohohohoHoooKed♪」(多分。ただのフッフッフ〜♪の可能性もあり。笑)というフレーズも耳に残り続ける。

でだ。

この曲は1年前以上に知っていて、今回記事にしようとまで思ったのはこの曲のせい

「Lied 2 U」

わたし聴くだけで本当に楽器のこととか詳しくないんで恐縮なのですが、ギターが尖りつつ変わらずのハスキーボイスに脳みそ突き破られた。

このデビューミニアルバム、5曲16分のコンパクトな仕上がり。Lied 2 Uはプロモも作られておらず、でもアルバムの最後の曲なのできっとそれなりのメッセージを込めた曲なのだと推測する。

「Milk」

このミニアルバムの代表曲のようだ。背後に控える白猫ちゃんがとってもキュート。曲の進行と共に、コップに入った牛乳が少しずつ減っていくのですが、どんなトリックなのだろう?不思議に思いながら見続けると気付くと、1曲が終わっている。白猫ちゃんが可愛くて、つい何度も見てしまう。大して動かないんだけどね。笑

重低音に合わせて、テーブル上の物が動く割に白猫ちゃんは穏やかなので、別撮りなのかな。

この方はタバコを吸うのだろうか。吸い殻がいっぱい入った灰皿、久々にまじまじと見たぞ。過ぎたことでいつまでも泣きたくない、と唄っている。全くの同感。。

「Sleeping With You」

アルバム1曲目。一番尖っていると思う。尖りすぎて私はそこまでこなかったけど、素敵な曲。スポーツカーやレーシングカーが好きなのかな。

 

とここまで挙げつらってきましたが、もう1つ私の心を掴んで離さないもの。それはこの方が発信している写真の抜きん出たオシャレさとそれを全く鼻にかけてないよ感。ちなみにインスタ

まぁただ私の好みというだけなのですが。。90年代のインスタントカメラで撮ったような写真、切り取られるスウェーデンの日常。いや、きっと少しは意識をして撮っているのだろうけども、被写体を狙いすぎていない感じ、本当にこの方の見えている世界がこうなんだと思わせる何か。

フェイスブックやyoutubeのチャンネルを見ると拠点都市の名前がKungsbacka(クングスバッカ)となっている。くんぐすばっか?ドコデスカソレ。

スウェーデンの南、デンマーク寄りで、イェーテボリの更にちょい南。グーグルマップを見てみたのだけど、見たら最後、今度は北欧に行ってみたくなる。。。想像をしようとしても1mmも及ばない街、はどんなにおいがするのだろう。

その街にはとりあえず、白猫が生きている。この街にはとりあえず、黒猫が生きている。

おそらくまだ活動を始めてから3年も経たないアーティストだろう。それでも、遠く離れた日本の片隅で生きる1人の人間の感性を刺激しているのだ。こういうことを目の当たりにすると、どんなにくじけそうになっても、好きなこと、やりたいと思うことを貫こうと再確認する。

老後2千万がたとえ必要だとしても。それを気に病み、素晴らしい才能を世に表現せず死ぬなんて、(そんな才能はないけどもしあるのなら)少なくとも私は選びたくない。

 

余談

先日、たまに郵便ポストエリアに捨てられている日経を拾って読むのだが(おい)その夕刊に、Tom Mischが取り上げられていて驚いた。その記事には、今オシャレなカフェでよく流れている、と紹介されていた。あっという間にメジャーね。そりゃそうよね。

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