【SNS断捨離5ヶ月後】やめると時間が増える。本物を見極められる大人になりたい人にこそ有効。
昨年10月にインスタグラムを卒業して早5ヶ月が経とうとしている。SNSを全てやめてみて感じた生活の変化を今日は書こうと思います。
とその前に、先日オランダの公共放送が制作した
ドキュランドへようこそ 選「#フォロー・ミー インスタの偽り」
をNHKで観たら怖すぎた。自分がインスタへ感じていた違和感の全てを、証拠を見つけ出して暴いてくれたのでスッキリ感はあったけれど、その証拠の数々が闇深すぎて。。😂
なんとなくは知っていたけど、フォロワーも「いいね」も何もかもお金で買えて、しかもそういう行為は有名人はもちろん一般人にまでかなりいるということだった。
そして深掘りして辿り着いた底は、人間の強欲さや承認欲求の飢えだった。ビジネス的な投稿はもはやどれもマーケティングの息がかかり過ぎているから、見ていて疲れてしまったんだろう。
それでも全然疲れずに個人同士で上手に距離感を持って楽しく活用できている人たちだってたくさんいるので、SNSの全てを否定したい訳では決してありません。
ただ私と同じように、ちょっと疲れたなーという人に1つの経験談として読んでいただければ嬉しいです。
Contents
時間が増えた
これに尽きます。無駄な時間が減ったとも言える。視覚情報が脳に入って、全く何も考えないのは無理だと思います。ボーッと見ていても、無意識下で快か不快かくらいは勝手にジャッジしてるもの。
まずその時間が減った分他のことに頭を使える。
とにかく「今」だけ
ここにない何かに想いを馳せることが圧倒的に減ったので、どの瞬間も「今」、「今」、「今」しかない。もちろん刹那的に生きているという意味ではなくね。笑
へー、あの人は今あそこにいるんだ〜。おー、あの人はこの間ここに行ったのか〜。えっ、こんな便利なものがあるの?うわーーこれ美味しそう、どうやって作るんだろう。
といった今ここにはないどこかへ向ける意識が格段に減ります。これを寂しいと言うのかは人それぞれ。それでも後述しますが、本当に大切な人とはリアルタイムに近況を知らなくても、必ず繋がっていられるということを忘れないで欲しいです。
自分のやるべきことに集中できる
必然なんですが、今に集中する結果毎日本当に自分がやらなければならないことだけに、意識が研ぎ澄まされます。
暇つぶしや娯楽程度にTwitterやインスタ 、Facebookを見るなら関係ありませんが、やめた今思うと一体どれだけの時間を自分以外のことに使っていたんだ…と驚いた。
本物が見えた
時間が増えて今だけに集中すると、自ずと「本物」しか残らなくなります。
私たちは今物と情報の大海原の中で生きている。流れるプールで浮き輪に乗って流されるのも楽だしのんびりしていてたまには良いけれど、電気はいつか止まるかもしれないし、浮き輪も空気が抜けるかも。
流れが止まった時にあなたには何が見えるでしょうか?浮き輪の空気は自分で入れられそう?そして、自分のからだで泳ぐことは果たしてできるでしょうか💦
ちょっと抽象的な表現だけど、SNSやメディアの表面的な部分を見過ぎると物、情報、人の本質がぼやけてしまう気がずっとしていました。
SNSがなくても本当に繋がっている人が誰か分かる
ある意味これを知ることは怖いことです。直視するにはもしかすると勇気が必要かもしれない。でも、自分を取り巻く人間関係から曖昧に目を逸らすことは、すなわち自分を蔑ろにしていることと同じ。
結局私は定期的に直接連絡を取り合う仲の良い人は、昔から変わらない、ほんの一握りの本気で大切だと胸を張って言える友人だけに限られました😅
でも、いいんです。それがいいんです。
はじめから広く浅い人間関係が好みなら問題ないけど、深く狭く人間関係を築く人にとっては。
だからと言ってコンスタントにやりとりをしていない人のことが嫌いという訳ではなく、それでも「最近元気かなぁ?」「あ、これあの子が好きなキャラクターだ」とふと日常で思い出したりする瞬間も私は好きだ。そして久々に会った時の楽しさはひとしお。
本当に自分が必要としてる情報だけにリンクできるようになる
情報が溢れ過ぎてる今、逆にどれが自分にとって本当に必要なのかを探し見極めて選び取る力の方がこれからは大事だと思う。
色々な人のタイムラインを垂れ流して、広告もその間を縫うように入ってきて(しかもその広告はかなり巧妙に素敵に作り込まれている)、その中から大事な情報をどんな時もきちんとピックアップできるなら良いのですが、私には難しかった。
今はそういうラインからは距離を置いているので、知りたいことがあれば自分から調べれば良いだけ。まぁそんなこと言ってもTVCMや、YouTubeは無料の範囲内なので少なくとも5秒くらいは広告が目に入る。でもこれくらい入れば十分だ。
新しいもの・流行に惑わされることが減る
広告を目にする機会が減るということは、新商品や流行からも身を置くということだ。新しいものを毛嫌いする訳ではなく、というかむしろ興味を持っているけど、やはりそれも「必要に応じて」なのだ。
何かが壊れたり、気分を変えたかったりした時に、新製品や今の流行を調べれば済むだけの話。結果余計なものにお金を使わず、節約にもにもなっている。
まとめ – 足し算より引き算
私が好きなミニマリスト関連の名言で、
「完璧」がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、 何も削るものがなくなった時である。(フランスの作家 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)
という言葉がある。
まぁ今は世界に「完璧」なんてないという考えではあるのですが、それでも彫刻をつくり出す時のように大きな塊から不要なものを削っていくことで、自分の核を見つけ出せると信じています。
あとは、スポーツカーのフォルムに対する概念で
削ぎ落とすという【引き算】をすることで、本来持っている性能が生かされる、そこではじめて【足し算】になる。
本当の【足し算】は不要なものを捨て残った本質を洗練させていくこと。
というものがある。これもかなり自分の考えにフィットする。
削り出して初めて、そのものが持つ本来の性能が生きるのですよ!すごいことだ。人がベスト体重の時最大のパフォーマンスができる感じかな。笑
とまぁかっこいい言葉を並べておりますが。
ここまで削ぎ落としていても、毎日惑うことの多い日々である。猫たちは皮膚病になるし、思ったように人は動いてくれないし(当然か。)、私は相変わらず怠け者だし。笑
それでも1mmでも良いから、毎日少しでも楽しく幸せを感じられる人間でありたいなぁと思いながら、この記事を書きました。
SNSを断捨離しようか迷ってる方は、試してみる価値はありますよ。もしまた始めたくなったら、アカウント復活か心機一転再登録すれば良いのですから。Follow Your Heart〜😘