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2019-07-18

人生には夏休みが必要だ

SEO(検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすこと)を意識し過ぎると、どうしても日記のようなものは筆が進まなくなる。だけどこのHPブログは、Class Blue Recipeを運営していく軌跡、そして自分というものをも残していきたいという思いがあるので、今日はライトな日記風記事を書く。

 

1週間程、ちょっと早い夏休み(第一弾。笑)を取っている。毎度おなじみ函館へ、あれよあれよと言う間に行くことになって、私は北の地へと今年も旅立つ。後半は、とある海でゆっくりする予定。

私は本当に母親に弱くて、先日うっかり1時間半も電話をしてしまった。だけどとてもシラフでは耐えられずお酒を飲みながら。案の定飲み過ぎて、言わなくてもいいことを言って、ヘラヘラと笑いご機嫌を取り、何を話したか記憶が曖昧だ。次の日まで自己嫌悪に陥ったけど、「まぁいいか」でやり過ごした。

そんな感じで、あと1週間後には梅雨明けしそうな福岡です。明日以降大型へと成長した台風が迫り来るようなので、私はその台風から逃げる格好で北へ行く。週明けまでに、どうか台風の心が鎮まりますように…

この、函館という地は、いわば私にとって第二の故郷ということになる。函館には、昨年2月まで存命していた父方の祖父母が暮らしていた。そして今も、叔母と従姉妹たちや、親戚が何人か暮らしている。

子供の頃から就職するまで10年以上、ほぼ毎年1週間程訪れるということが私の1年スケジュールに組み込まれていた。小学3〜4年生頃からは、1人で新幹線に乗り訪れることも多かった。

子供ながらに祖父母と叔母たちの超歓迎ムードのおもてなしや、何気ない私への接し方、そして叔母の子供たち(いとこ)への接し方を見て取り、自分が普段どんな過酷な…少なくとも、それとは掛け離れた状況下で暮らしているかを知ったものだ。

同時にこの毎年の1週間の体験が、十何年経った今も私がなんとか正気を保てている理由の1つだとも推測している。

 

祖父母が亡くなった今も、その超歓迎ムードは変わることなく、蝶よ花よと三十路過ぎの私がもてなされる。なんだか、申し訳なくなる。笑 だけどこれが家族、血の繋がりというものなのだろうかと、ぼんやりと思う。

そしてやはり、叔母にしては早くに唯一の兄弟である兄(私の父)を亡くしているから、より一層、私を子供のように可愛がってくれるのだろうと勝手に思っている。

そうそう、この叔母というのがとてもお料理が上手で、毎回メニューが楽しみだし、この仕事を始めてから行く度に一緒に台所に立ち色々と教えてもらっている。今回も楽しみだ。

 

スバルはノンさんに頼んでお留守番。朝からスーツケースを引っ張り出し、バタバタと部屋中を駆け回る私を、クローゼットの奥から静観している。

いつもなら一緒になって走り回りニャァニャァ鳴き喚くのに、私が外泊する時は違う何かを察知するらしく、目をちょっとだけ三角にして不安そうな顔つきになる。

この私の愛すべき部屋を任せられるのはあなただけだよ、と心で話し、山盛りになった丸一日分のごはんを力ない背中で黙々と食べる背中をツンとつついて、ドアを閉じる。

 

バカンスを思い切り楽しんだら、きっとまた景色が変わることだろう。

行ってきます。




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