秘密主義の情報泥棒にご用心!〜自戒の念を込めて〜聞くだけで自分のことは話さない人々
人との会話において、キャッチボールが大切なのは言わずもがな。私はそれに追加して同等質量の「情報交換」も大切だと思う。しかしながら!聞くだけ聞いて、自分のことは一切明かさないという人に昨今よく出くわす。
いきなり距離を詰めてき、私の中に土足でヅカヅカと入り込み、自分の欲しいものだけをグシャグシャと掻き回しわし掴みで持ち去る。
そんなに色々と聞くのだから、初めは仲良くなりたいのかと思いこちらも同じレベル感の質問を返すのだが、全てのらりくらりとかわされる。気付けば私はひとり丸裸で、相手は至極ご満悦。
私と仲良くなりたいんじゃないの?😢なんで私だけ裸なの?😂こんなことはもうたくさんだ!
盗っ人発生原因
と言っても、なぜそんなことが起きるかというと、まぁひとつ確実なのは相手のデリカシー欠如。残るひとつは、単純に私が馬鹿正直の阿呆だからだ。
私がなぜそんなに馬鹿正直なのかというと理由があって、ポリシーという程のものではないけれど聞かれたことに基本的には嘘をつきたくないと思っているからである。別に隠すようなこともないし、私はいつも私でありそれ以上でも以下でもないので、正直に話す。
嘘をつくときは、本当に大切で守りたいものがある時だけだ。どうでもいいことではつかない。つまんないことで嘘をついても無駄なだけ。しかしこんな性質が、結果として情報泥棒を生むのだろう。
スパイの心理分析
私なりの彼ら、彼女たちの心理を分析すると
・悪い意味でのプライドが高い
・見栄っ張り
・「知る」ということだけで相手より優位に立ちたい
哀しいかな、ちっさい器の持ち主ということになる。
聞きまくり知りたがり・だけど自分のことは教えたくないという人には「人にされて嫌なことは自分もしない」のと同じ原理で、「人に聞かれて嫌なことは自分も相手に聞かない」ことを学んで欲しいものだ。
万一必要に迫られて聞かなければならない時は、是非ともクッション言葉(もし嫌だったら話さなくていいよ、失礼ですが〜)を使って欲しい。
裸んぼ再発防止策
ここまで考えて思ったことは、全てのことに対して正直に答える必要はないということ。それは「話さない」ということであり、決して嘘をついている訳ではない。隠している、という面は否定できないが。
そしてその選択肢を発動するか否かは、相手の見極めが必要だ。なんといっても、これが難しいんだけどね。
人間関係をギブアンドテイクで忖度するのは悲しいものがあるけれど初対面であればある程、また親密度の度合いによっても、投げかけられる質問のレベルや量は注意深く観察しよう。そして自分が逆の立場の場合には、質問に敬意を払おう。
◯【この話題については、聞かれても仲の良い人だけに話そう】と話題を予め決めておくのも手だ。初対面で、相手がどんな人かなんて中々分からないからみんなが悩んでいるのだ。
◯ちょっとでも自分の中にジャリっとした異物感を感じたら、ただそれを大事にして「もし仲良くなるのならこれからいくらでもゆっくり話す機会はある、今その質問に全て答える必要はない」と心得ておくこと。
ヒラリとかわす品格
会話の後に、ここまで奪い去られた感を持つのはここ最近になってからだ。それは私にもそこまで関係を築いていない相手にできれば聞かれたくないこと、今は話したくないことができたという証拠でもある。
それは相手が親密な関係であれば、聞かれなくても自分から自然と話すような、心の核に触れるデリケートな話題。聞かれてすぐに、自分に興味を持ってもらえることに嬉しくなりシッポを振るのはやめ。(そんな純粋さ?が持ち味ではあるけれど😅)世間には色々な人がいると日々思い知らされる。
人生の年輪を重ねてくると、そんなことの1つや2つがあってもおかしくないだろう。これからは、自分のプライベートゾーンを守る為に、ひとり野ざらしで裸んぼにならぬ為にも、大人のかわし方を習得しよう。
ヒラリとかわす術にも、品の良さが現れるのだと思う。