職場の人間関係が原因で仕事を辞めたくて悩んでいる人へ
一度自ら捨てたものを、どうしてわざわざまた拾いにゆき味わう必要があるのだろう。
嫌な相手と週5日7時間仕事をするのは、かれこれ…3年ぶりか。まだそれしか経っていないのね。
私が結婚をした理由のひとつに、会社勤めから解放されたいというものがあった。
まぁ結局、結婚後週3日半日だけのパートに出ることとなったのだが、幸いそれも緩い上司の元平穏に過ぎる日々であった。そして色んなことがあり、今とりあえず3ヶ月のフルタイム仕事を契約している。
やれやれ。
もっと、色んなことのタイミング…歯車があっていれば、選択しない道だった。
だけどその歯車は合わなかった。
私は予期していたけれど確信することはなく、選択は成されてしまった。
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朝6時に起きて、8時にはバッチリフルメイク&ヘアスタイルの自分を見て思う
こんな風に フリーランスになっても毎日を過ごせば、良いのだ。
しょうもない義務感や、本当は大して重視していない周囲の評価が原動力なのではなく
自分で自分を管理すれば良いだけの話だ。
最大にして最愛の、最後のジャッジミス。
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前置きが長くなり恐縮です。一応この記事で言いたいこと。
「今、職場の人間関係が原因で仕事を辞めたくて悩んでいる人の為の記事」
答えはもちろん、自分を正当化したい気持ちも込めて110番される程の大声で叫びたいです、
「その職場、辞めていいよ!」。
ですが大概のおとなの意見はこうでしょう↓
・人間関係の悩みは、どの職場に行ってもつきものだ
・その人(悩みの原因)にも良いところがあるでしょう?
・そんなことくらいよくあるよ
・そんなことでいちいち傷付いていたら、どこの会社でも通用しないよ
etc…
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思い出して悲しくなってきました、わたし。言われる度に傷付いたなぁ。
そもそも、感受性は人により激しく異なるので、共感を求めること自体が自殺行為です。若かりし頃の私は、まだそれに気付いておらず、無駄に傷付いていました。
でもね、あなたの貴重な人生の時間を、一分一秒たりとも犠牲にしてはならないのです。
確かにその職場で、あなたに害を与える人が何人いるのか?そしてその割合は全体のどれくらいなのか?
それによって、微妙に話が違ってくることは事実です。
例えば、属する課の8割が嫌な人で
でも、他の課で仲良くなった人たちはみーんな良い人。
だからといって、他の課で仲良くなった人たちに、あなたの課の人間関係の辛さは直接理解されません。
そんな状況でどんなに我慢していても、貴重な時間を過ごすのはほぼその嫌な人たちとの時間。
たまに他の課の人に癒されたとしても、、、その癒しが、苦痛を上回るものであれば良いのですが。
もしそうでない場合は、その職場は立ち去ったほうが懸命です。
その反対に、属する課の2割が嫌な人だとしたら、残りの8割の人たちが緩衝材にもなるだろうし、考える余地はまだあると思います。
上述の大概のおとなの意見、を言う人は、正直あなたが経験してる程の酷い職場には巡り合っていません。
もしくは、全てをスルーできる程の鋼のハートの持ち主か。
だけど30過ぎて思います、私結局鋼のハートの持ち主とは価値観が合わないので仲良くなり(なれ)ません。
自分がそのような鈍感な人間になりたいとも思いません。生きてく上である程度は必要だけれど、
自分の尊厳を守る為に、品性のない人間かどうかを見極められるフェアな目を持っていたいし、悪影響を受けたくないしそれらをはね除ける労力すらもったいないと思います。
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そして、あなたにピッタリ合う職場は必ず存在します。
私はそのあと運よく出会うことができました。
そう、単純に運だと思います。(その運をどう引き寄せるかはまた別問題ですが)
その時思いました、どんなに私が辛さを訴えても「よくあることよ」と鼻で笑った人たちは
きっとこういう恵まれた職場にしかいたことがないのだ、と。よく理解できました。
そりゃ、そんな良い職場の中にも、少し変な人や気難しい人はもちろんいました。いたけど、自分の精神を潰して汚れるまで我慢する程の人ではないんです。
そんな職場は本当に居心地が良いです。朝起きても気持ちがまず曇ることなく、平常心でいられることに心底驚き感動しました。こんな世界があるのか…と。
自分がありのままでいられる。自分の存在が尊重されている感じが空気で伝わってくるのです。今までどれだけ異常な職場にいたかを思い知りました。
あなたは、あなたのフィルターを通してのみこの世界を生きているのです。
他の誰にも真似できない、代わりはできない、あなただけのフィルター、ひいては人生なのですよ。
みんなが「その職場はおかしい」「その上司はパワハラ、セクハラだ」と言ってくれたら退職するの?
その嫌な人の良い面だけを必死で見るようにして、笑顔でいじわる言われる時も感情を麻痺させてヘラヘラ笑うの?
「いじわる」は、いじわるだなって、あなたが思った時点で意地悪です。
「みんな」は、その後のあなたの人生の責任も、もちろん取ってくれません。
その人が後でどんなにフォローするような見せかけの優しさを出してきても、あなたがその時傷付いた心がゼロになることはないのです。人の心はそんな子供だましのようなことで、癒されるものではありません。
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お気付きかもしれませんが、上記例は実体験です。恨みがすごいですね。笑
結局体調を崩しその職場を退職せざるを得なくなりました。劣悪な人間関係のみならず、残業も慢性化しており免疫力が低下したせいか、ただの風邪が3ヶ月治らず、感染症である百日咳にもかかりました。ストレスで吐くこともあったし、トイレで何度泣いたか分かりません。
そして精神面では、何年経ってもいまだに嫌な記憶がフラッシュバックし、悪夢にうなされることもあります。
当時は幸い、うつ病などの精神疾患には罹患しませんでしたが、もしなっていたら…と思うと怖いです。
心が壊れてしまうと、元通りになるには時間もかかるし、本当の意味で元の通りに戻ることはとても大変です。
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そんな経験はもうたくさんなのですよ。一度手放した世界。自分の落ち度でもう一度手のひらに舞い戻ってきてしまった。
これが、良い上司・担当だったとしたら。。
それはそれで、私のやりたいお料理の仕事が遠ざかることを意味します。
無難な人生、親が期待する人生。。。どちらにしても去る世界。
二度と味わいたくない苦痛を味わうことによって、今後フリーランスワークに突入する原動力と決心がより固くなります。
私の経験が誰かの役にたてば幸いです。
異常な職場からは、全速力で逃げてください。もし逃げることが難しければ、絶対に1人で抱え込んで孤独になってはいけません。周囲に1人でも良いので、勇気を出して今のあなたの辛い状況を共有させておいてください。共感を求めるのではなく状況・情報の「共有」ですよ。そうすることが、時間はかかっても必ず後に何らかの変化をもたらします。
自分の心身を守れるのは、自分だけです!